心外無別法とは

禅宗の教えに由来する語句であり、「心の外に別の法(真理)はない」という意味である。
つまり、悟りや真理は外部の形式や規則に依存するものではなく、自身の心の中に本質的に存在していることを示す。
外面的な教義や儀式にとらわれず、自らの心の本質を見つめることの重要性を説いたものである。
禅の思想や修行の根幹を表す言葉として用いられる。

例文

・禅の修行者は「心外無別法」の教えを胸に日々の修行に励む。
・「心外無別法」は言葉や形式にとらわれず、自己の心を見つめることの重要性を説いている。
・禅の思想において「心外無別法」は悟りの本質を示す重要な言葉である。
・この言葉は、真理は外部ではなく自己の心の中にあることを示唆している。

五文字熟語 心外無別法
読み しんげむべっぽう、しんがいむべっぽう
英訳 No Dharma outside the mind
使用漢字