治国平天下とは

国をよく治め、天下(=世界や世の中)を平和に導くことを意味する儒教思想に基づく政治理想を表した語である。
『礼記』や『大学』などの中国古典に由来し、「修身斉家治国平天下」という思想体系の一部にあたる。
個人の徳を修め(修身)、家庭を正しく保ち(斉家)、その徳によって国家を治め(治国)、最終的には天下全体を平和に導く(平天下)という段階的な理想を説いている。
古代中国から日本の政治理念にも影響を与えた、道徳政治の基本理念である。

五文字熟語 治国平天下
読み ちこくへいてんか
使用漢字