一大事因縁とは

この世に仏様が現れた最も大事な目的のこと。
仏教用語であり、人生や世の中における重大な出来事や根本的な原因・縁起のことを指す。
すべての事象は因と縁によって生じるとする因縁の教えの中で、とくに重要で深遠な原因や条件を強調した表現である。
個人の運命や社会の変化、人生の転機など、避けがたい大きな出来事を理解する際に用いられ、因果応報の理を示す概念として仏教哲学の根幹をなす。

例文

・彼との出会いは私の人生における一大事因縁であった。
・この事件は地域社会の一大事因縁として記憶されている。
・一大事因縁が重なり、運命が大きく変わることがある。
・歴史上の出来事には必ず一大事因縁が存在すると考えられている。

五文字熟語 一大事因縁
読み いちだいじいんねん
英訳 Great cause and condition
使用漢字