喧嘩両成敗とは
争いや喧嘩において、当事者双方に責任があるとして、両者を同じように処罰することを意味する言葉である。
公平性を保つために、どちらか一方だけを責めるのではなく、双方の過失を認めて対等に扱う考え方を示す。
江戸時代の町奉行所の裁きや社会的な紛争解決の場面で用いられ、対立を早期に収める目的があった。
現代では、問題の原因を双方に求める姿勢や、妥協的な処置の比喩としても使われる。
例文
・喧嘩両成敗の原則で、二人とも停学処分となった。
・教師は喧嘩両成敗として、双方に注意を与えた。
・喧嘩両成敗の対応に、不満を口にする親もいた。
・時代劇ではよく喧嘩両成敗の場面が登場する。
五文字熟語 | 喧嘩両成敗 |
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読み | けんかりょうせいばい |
英訳 | Both sides punished |
使用漢字 | 両、喧、嘩、成、敗 |