白髪三千丈とは

心に憂いや心配事が積もり積もって、まるで白髪が非常に長く伸びたかのように見えることを喩えた表現。
実際の白髪の長さを指すのではなく、深い悩みやストレスが老化や疲労となって外見に現れる様子を誇張して示している。
心労や苦悩の重さを強調する比喩として、文学や日常会話で使われる。

李白が遠く故郷を離れて、安徽省池州の秋浦に仮住まいしていたときに、老いた自分を嘆いて歌った詩が由来。

例文

・彼は苦労続きで、まるで白髪三千丈のようだ。
・白髪三千丈になるまで働き続ける覚悟だ。
・悩みが深くて、白髪三千丈のように見える。
・その苦労話を聞いて、白髪三千丈の意味を実感した。

五文字熟語 白髪三千丈
読み はくはつさんぜんじょう
出典 『秋浦歌』李白
英訳 White hair three thousand feet
使用漢字